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ファシリテーターの中立性

オーガナイザー まりあ からの問い

 

ファシリテーターの中立性って、どういうものだと思いますか? 「中立」という言葉をどんな風に感じますか?
始めてマーサ・ラスレーの著書に出会ったとき、私はそんなことをぼんやりと考えていました。
そして見つけたのです、マーサの本の中に、
Do Not Take Sides. の Not の上に取り消し線があることを。
そうなんです。Do Take Sides.
ファシリテーターはコンテンツに対して中立ですが、人々に対しては、誰の側にも立てる人なのですね。
コンフリクトや攻撃の中にあっても、場にあってすべての人(自分を含め)の側に立てるあり方。 怒りや非難の言葉の底にある、その人の純粋な意図に耳を傾け、時にはフリーズしてしまった自分の恐れの奥にある願いにも共感しながら、場にいる全ての人の本当の声につながろうとすること。状況が厳しければ厳しいほど、そこからしかコラボレーションは始まらないのではないか。 そんなあり方とやり方を、ファシリテーターのみなさんやリーダーであるみなさんと共に、私はマーサから学んでみたいと思うのです。
文責:オーガナイザー まりあ(酒井麻里)