COEUR: ファシリテーターの在り方を示す5つの言葉
マーサ・ラスレーの著作「Facilitation with Heart」からご紹介します
社会変革を求めるグループを支援するには、多くの勇気と情熱が必要です。
フランス語のcoeur(心臓)という言葉の語源は勇気です。人々が情熱と怒りをあらわにしながら火の中に座り、灰の中から立ち上がり、より良い未来を共に創るには勇気が必要なのです。
そのためには先ず、人々が集まって意見の相違を越えてつながり、全員にとって有益な選択をするための安全な場所を作ることから始めます。
たとえ「自分はそうでない」と主張していたとしても、人々は本当はお互いに心を開きたいと思っているのではないかと、私は信じています。
これはよくある方法とは違うアプローチとも言えます。なぜなら、頭脳的理解を超えて、より深いレベルにおいて、人々の参加を誘うものだからです。
心の智慧にフォーカスすることによって、プロセスに魔法がもたらされるのです。ファシリテータの役割は、火の中に足を踏み入れ、こういったことを可能とする機会を創出することなのです。
ありのまま立つ勇気を手にしよう
ここでは、COEURという5つのエッセンスをご紹介します。
Connect – create awareness of our shared humanity
コネクト(つながる)
私たちが共有している普遍的な人間性に対して意識を向ける
Objective – clarify the shared purpose or aim
オブジェクティブ(目的)
共有された目的・狙いを明確にする
Empathize – discover the feelings and needs of each contributor
エンパサイズ(共感する)
参加者(場に貢献するひと)ひとりひとりの感情やニーズを発見する
Unify – open to the collective desire for transformation
ユニファイ(統合する)
変容への集団的な願いにこころを開く
Respond – take actions that meet the needs of the group
レスポンド(対応する)
グループのニーズに応えるための行動を起こす
次の投稿で、COEURについてより詳しくご紹介します。
マーサ・ラスレー「オーセンティック・ファシリテーション」
9月10日-11日 in 東京
9月12日-13日 in 大阪 (1日しか参加できない方もご相談ください)
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